私は言わずもがな、正社員経験がない。
派遣社員の経験はあるが、世の「普通思考」の人々が面接で
ドヤ顔で語るような、胸を張って言えるシロモノではない。
ちなみに、いま一緒に介護タクシーを営んでいる相棒は、
20歳頃の「まあまあグレーなこと」をしていた界隈からの付き合いだ。
履歴書に書いたら一発アウトになりそうな時代を共に生き抜いてきた仲だからこそ、
今こうして組めているのかもしれない。

人生、どこでどんな腐れ縁が繋がるか分からないものである。
* 我が家の日常を揺るがす主なプレッシャー
* 「いつになったら安定して稼ぐの?」
* 「いつ社員になるの?」
* 「ボーナスが出る会社にしなよ」
* 「早く私を養って下さい」
そんな世間のレールから盛大に脱線した私には、
6年連れ添っている「連れ」がいる。
あくまで「連れ」だ。

なぜなら、私たちがこの関係を続ける中で、
連れからの定期的なお言葉はいつも決まって上の通りだからだ。
こういう修羅場が訪れるたび、
私は全力で「耳を閉ざす術」を発動する。

聞こえないフリ、あるいは完璧な寝たふりをして、
荒波が過ぎ去るのをおとなしくしのいでいる。
社員になったって、家にお金をそれなりに納めていればいいのではないか?
そんなタワマンや外車を狙うような贅沢しなきゃいいのではないか?
ただ、ここで一つだけ世の中に物申したい。
いや、正確には連れに言いたいのだが。
共働きをすれば世帯年収としては世間の平均くらいはあるのだから、
それで十分すぎるほど生活できるのではないか?
思い出してほしい。 私たちが初めて会った時、
彼女はこう言ってくれたのだ。
「共働きで、お互い20万くらいずつ稼ぎがあればそれでいいんだよ」と。
――あの聖母のような言葉を囁いてくれた彼女は、
一体どこへ消えてしまったのだろうか。
20歳の頃のグレーな空気を知る私からすると、
今の彼女の「一般的な安定を求める圧力」は、
ある意味で当時のどんな修羅場よりもスリリングである。

実家暮らしの恐るべき家計事情
しかも、つい先日のことだ。 実家暮らしで現在3人家族の彼女が、
世にも恐ろしい事実をサラッと言い放った。
* 我が家の家計感覚をバグらせた衝撃の事実
* なんと「一ヶ月の食費が13万」
* しかも「外食は別途」という恐ろしいオプション付き
……いやいや、実家暮らしの3人家族で食費13万に加え、
外食が別枠って、あなた。どこの高級料亭の板前を飼っているのか、
あるいは毎晩マグロの解体ショーでも開催しているのだろうか。
我が家の家計感覚からすると、軽くバグを起こすどころか
サーバーがダウンするレベルのセレブレーションである。

「私を養って」と言う割に、その実家はなかなかの高級仕様。
我が家の財布事情を秒で吹き飛ばしかねないその金銭感覚を知るにつけ、
私の中の「プロポーズのタイミング」というメーターは、
恐ろしい勢いで遠ざかっていくのだった。
そんなこんなで、
いまだに結婚というゴールテープにはたどり着いていない。
きっと、定職に就かない私がいけないのだろう。
安定を求められる男の甲斐性なしと言われればそれまでだ。

それでも――食費13万&外食別のセレブ感を横目に、
文句を言いながら、呆れながら、
なんだかんだで一緒にいてくれるこの連れには
感謝しかありません。
(※今日も明日も、我が家の寝たふりスキルは絶好調です。)


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AI NEWS ジャパン 編集部
学歴:偏差値40以下の高校を卒業。サッカー推薦で大学へ進むも、4年目前で華麗に中退。
周囲からの評価:家族や周囲から「お前は本当にバカだな」と呆れられ、太鼓判を押され続けてきた半生。
