
コンピューターの敵だった「熱雑音」を逆に利用して省電力を狙う「熱力学コンピューティング」とは?
熱雑音を従来の敵ではなく計算資源として利用し、省電力化を目指す新しい計算技術「熱力学コンピューティング」について解説しています。熱力学コンピューティングは、熱雑音のランダムな状態変化を計算に活用し、平衡型と非平衡型の2種類が存在します。特に非平衡型は計算結果をあらかじめ決めた時間で読み出せる利点があります。実機開発やAI応用の研究も進んでいますが、現段階では小規模な試作やシミュレーションが中心であり、大規模化や省電力性の実証が今後の課題です。将来的には確率的計算やAI、最適化など特定用途向けの専用計算装置としての発展が期待されています。










